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| プロフィール |
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Author:Seasidecity
【所属】 公益業
【属性】 思想的なスタンス →サブカルテツガク愛好家 政治的なスタンス →社会民主主義・第三の道
【性質】 「私」にまつわる謎と「世界」に まつわる謎を考え続けています。
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| その横顔を見つめてしまう〜A profile 完全版〜 |
人間にはいくつの顔があるのだろう。顔の数だけ魅力があるはず。 たとえそれが醜くゆがんでいようとも。
【あらすじ】 主人公、葉山真之は義理の妹である莉寿とその母親の莉子との3人暮らし。 いつも素っ気無い態度の未来、幼馴染の美桜、悪友の快音と共にごく平凡な日常を送っていた。 ある日、登校してみると学園の生徒の真之に対する視線や態度がおかしいことに気付く。 不審に思った真之が、自分の机の中を見ると、そこには一枚の紙切れがあり、 それを見た真之の平凡な日常が別の顔を見せ始めた・・・。
18禁ゲームのレビューです。それも埋もれてる作品です。 それにしても冒頭に書いたように人間にはいくつの顔があるのでしょうか。 会社での自分、学校での自分、家庭での自分、地元の同級生の中での自分、 恋人にとっての自分、親友にとっての自分などなど、 人間には数え切れないほどの顔があり、それら全てが「自分」です。 すると自分というのはいったい何なのか。どの自分が本当の自分なのか。
全てが自分なんだよ、というのは結論としては優等生的です。 ただし、家族に見せる顔を会社で見せることは出来ませんし、 その逆もまた然りです。だから僕たちは普段ひとりの人間の顔は 基本的に自分に対してのモノしか見ることが出来ません。 自分に見せる顔の下に隠されている別の顔、 いうなれば自分には決して見せない裏の顔を見ることになったとき、 僕たちはいったいどのように接すればいいのだろうか。
他人という言葉を多用しているが、結局は全て自分に返ってくる話。 自分から見た自分はどんなもんだろうか、という話だと思う。 これがこのゲームの主軸である4つの窓に繋がる。 自分からしか見えない自分、他人からしか見えない自分、 自分からも他人からも見える自分、 そして、自分からも他人からも見えない自分。 これ以上はもうネタバレになってしまうのでやってほしいとしか言えないです。
以下、ネタバレ注意
世界観:9点 4つの窓の話は自己と世界がどうつながっているのかを適切に表現しているし、 作品全体を通して共通のテーマになっている一貫性が素敵。 シナリオ構成:9点 論理的に全く破綻は見られず、どのヒロインを取っても他のヒロインが取る行動は自然。 シナリオ着想:9点 引き込まれるシナリオ。そしてどのルートでも必ず一度はあるどんでん返し。 プレイヤーの予想を裏切ってヒロインの醜さをこれでもかと見せつけるのは見事。 シナリオ分量:9点 一人につき2時間目安。これほど少ない分量でこれだけのシナリオを書き込んだのはすばらしい。 全くだれることなく一気に読むことが出来た。 CG:6点 特筆することはない。ただ、やたら美桜の立ち絵の身長が低かった。 BGM:4点 何も印象に残っていない。鳴っていたことすら気付かなかった。 システム:6点 標準的なシステム。セーブデータ保護がわかりやすかったのはよい。 キャラ萌え:8点 義妹と美桜は平均レベルだが、未来のかわいさは異常。 4つの窓の話は全員の話に共通しているので実はメインヒロインなのかもしれない。 キャラ立ち:8点 全員メインヒロイン。そして全員がすべてのシナリオに何らかの形で関わっている。 特に義妹と美桜は互いがなければシナリオが成立しないほど。 シチュ:7点 唐突さはなく標準的。枚数的にもシナリオの長さから考えれば十分。 特加:なし 特減:なし 合計:75点 評論:まず莉寿シナリオについて。過去と現在の状況を鑑みて、 三角関係の落としどころとしては適切だったと思う。 さらに最後まで兄妹でいつづけて安易な妥協に流されなかったところも好感。 次に美桜シナリオ。これもバカ正直に信じる主人公を裏切り続けるところがすばらしい。 最後の最後までどんでん返しを用意して気を抜かせない。最後に未来シナリオ。 自分の中ではこれが山だった。どっちが本物なのか、どっちも本物なのか、どっちも演技なのか。 一番高そうな可能性を否定し、明かされる秘密は圧巻。間違いなくメインヒロイン。 サブキャラクターは母親と快音がすばらしい。 ただ、快音の設定は生かしきれていないのではないかとも思う。
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| CROSS†CHANNEL考察 |
CROSS†CHANNELというゲームはとても不思議なモノで、 一度やっただけではすべての理解は出来ないばかりか やればやるほど分からないことが出てきます。 しかし、同時に新たな発見や理解もあるわけですから いちどきに考察がしきれない奥深さを持ってるわけです。 ですからこうして思いつくたびに考察を書かなきゃならないわけなのです。
今回の考察はゲームのエンディングで流れる曲、 『CROSSING』のあるフレーズについてです。 そのフレーズとは以下の部分です。 『世界と自身とを分かつ壁は 人を象り閉じこめる檻』 今回はこの部分の解釈についての考察です。
まず気になるのは“世界と自身とを分かつ壁”とはどんなものか、です。 自分という存在は世界に内在しながら世界とは分断されている。 世界と直接コンタクトを取ることが出来ない状況は まさにセカイ系的な発送だと考えられます。 つまり、自分と世界との間には越えられない壁として 「社会」が存在していることになるわけです。 CROSS†CHANNELには自身―社会―世界という区分があり、 自身と社会や社会と世界のように隣同士である限りは壁はないが、 社会を飛び越えて繋がることは出来ないという解釈です。 つまり、歌詞にある壁とは社会をさすと考えられます。
次に出てくる疑問は社会がなぜ人を象り閉じこめる檻になるのかという点です。 しかしこの疑問は、前項で考察したことを使えば簡単に分かります。 社会性、社会適合性、社会不適合者etc. 社会にまつわる単語は人を社会という枠で括ることを 志向するものがかなり多くあります。 まさに人を象り閉じこめる檻です。 この部分を見てもやはり壁は社会であると言えます。
CROSS†CHANNELは人間の数がきわめて少なくなることで 社会自体が失われ、個人が世界とダイレクトに繋がることになる話です。 自身ー社会ー世界という階層構造が自身ー世界となるのです。 ここで社会が消えてしまうことで人を象り閉じこめる檻を失い、 人はどうなってしまうのか。 入れ物を失った水のように拡散してしまうのか。 それとも全くの自由を手に入れるのか。 そのどちらでもないのか。
CROSS†CHANNELの本編は真の意味でのセカイ系を描いているのです。
CROSS†CHANNELの評論はこちら→『海の見える街』
テーマ:PCゲー - ジャンル:ゲーム
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| 恋する乙女と守護の楯 |
世界観:8点 独特ながらもかなり堅固な世界観を構成している。 シナリオ構成:9点 日常の暖かいパートと非日常のシリアスなパートのバランスが絶妙であり、破綻もない。温かさの中に潜む冷たいものの描き方は見事。 シナリオ着想:7点 共通パートの長さがややだるかったが、基本的にはよかった。しかし、全ルートで女装がばれるというのはいかがなものかということで減点。 シナリオ分量:7点 前述の通り、やや中だるみする。そのわりに個別パートが短い気がする。内容がよかっただけに厳しめの採点。 CG:8点 絵の破綻もなく好みのタイプ。ユーリが可愛かったので甘め。 BGM:6点 ほとんど記憶に残っていない。マッチしてたのかもしれないけれど何も記憶にない以上どうしようもない。 システム:7点 可もなく不可もない普通のシステム。ただ、スキップが早かったので加点。 キャラ萌え:8点 メインヒロインには大して魅力を感じなかったが、ユーリのかわいさが異常だったのでここまでの高評価。ユーリゲーと言っても過言ではない。あと設子も。 キャラ立ち:8点 メインヒロイン達がキャラ立ちしていた印象は全くなく、逆にガードと暗殺者がやたらと立っていた。 シチュ:7点 女装しているものだから普通とは違ったシチュが楽しめるので高め。 特加:なし 特減:なし 合計:75点
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| 世界系ゲーム批評の仕組み |
このカテゴリでは世界系ゲーム、特に18禁ゲームの批評を行います。 採点の方法は以下の通りです。
全10点満点 5点が基準点 世界観:キャラ達を取り巻く世界が描かれているかどうか。 シナリオ構成:伏線は回収されているか。シナリオ構成に齟齬はないか。 シナリオ着想:シナリオの意外性、魅力など、情においてのおもしろさ。 シナリオ分量:多少において適切な量か。 CG:CGの美しさ BGM:BGMの美麗さ システム:ゲームシステムのわかりやすさ、使いやすさ。 キャラ萌え:魅力的なキャラクターが存在するか。 キャラ立ち:一人一人のキャラクターの存在意義があるか。 シチュ:エロシーンに魅力があるか 特加:特に加点すべき点があるか 特減:特に減点すべき点があるか
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